調理家電ではこれからの季節に大活躍のホットプレートやグリル鍋が買い時。

「ホットプレート、グリル鍋ともに、8月から10月に新製品が出ましたが、旧製品がまだ安く出回っています。ただ、こういった小型家電の旧製品は、量販店では店頭にはずっと置いておかない傾向にあるので、ネットショップを探すと掘り出し物に巡り会えるかもしれません」

 そろそろ携帯電話を買い換えたいなら、今は格安スマホがいいとITジャーナリストの三上洋さんは言う。

「格安と言っても機能的に進化していて、iPhoneのように高性能のものが半額近くで買えるので、出荷台数が劇的に伸びているところです。特に11月から12月は新製品ラッシュで、各社がキャンペーンを展開中なので、お得に買えます」

 量販店で家電を買うときに忘れてはならないのは、価格交渉。といっても難しくはない。コツはカカクコムのような価格比較サイトの最低価格を店員に見せること。

「数年前は『それはネット通販の価格なので実店舗では無理』と言われることもありましたが、今はかなり柔軟です。その価格にできなくても、ポイントをつけたり有料の付属品を無料にしてくれたりと、対応してくれることが増えています」(丸山さん)

 店頭では10万円のテレビがネットでは8万円、なんてことも珍しくない。その差は大きい。購入前に必ずチェックして価格交渉に臨みたい。

 じっくり交渉するなら、店員があまり忙しくない平日の午前中などが狙い目。ダメ元でやってみる価値はありそうだ。ただ、実は価格交渉が最も有効的なのは2月だと丸山さんは言う。

「年間を通じて最も消費が落ちる月だからです。28日間と短いので月間売り上げも落ちるし、多くの量販店は3月が決算期なので、なんとしてでも売りたいと考える時期。だから安くしてもらえる可能性がかなり高いのです」

 2月まで待てそうなものがあれば、忘れずに。

※女性セブン2016年12月22日号

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