出身地を聞いては盛り上がるのが県民性ネタ。もっておくと、帰省のお供に、親戚の集まりや同窓会に使えるかも! 今回は、滋賀県と佐賀県の県民性をピックアップ。
近江商人の血がさわぐ!? 「家電好きNo.1」の滋賀県(総務省「全国消費実態調査」/平成26年)。
スマートフォン普及率は66.2%と全国1位。1000世帯あたりの所有数量も1281台と1位。それだけではない。ノート型PC、カメラ、食器洗い機、温水洗浄便座…など、主要耐久消費財42品目のうちの普及率は9品目が、所有数量は5品目で全国トップなのだ。電子機器に強すぎる滋賀!
大学で大阪にひとり暮らしし、大阪の企業に地元から通う滋賀県民はいう。
「滋賀に住んで、大阪とか京都で働く私たちみたいな人のことを、『滋賀府民』と呼ぶらしいです。そのルーツは、大阪や京都へ行商に行く“近江商人”だと祖父は言ってます(笑い)。昔から、大阪や京都で見た新しいものをいち早く試してみたくなるのが滋賀県民。新しい家電を買う時は、家族総出です」
一方、佐賀県は「グッチ所有率No.1」(フリル「全国ブランド品購入実態調査」/2015年)。
フリマアプリ「フリル」で、ひとりあたりが1年間に購入するブランドアイテム数を調査したところ、佐賀はグッチの購入数が全国1位との結果。
グッチは2015年、アレッサンドロ・ミケーレというカリスマディレクターが就任したことで爆発的人気を誇ったことが記憶に新しいが、そこに目をつけるとはよほどの美意識!
佐賀県出身者は、「私たち、小さい頃からミーハーなんです」と笑う。
「平地だからか、テレビ電波が入りやすくて、地域によっては東京と同じ番組が同じ時間に見られるんです。だから、月9を見て“女優の○○ちゃんが持ってたあれがほしい!”と思って買いたくなる。そんなミーハー心が物欲と美意識をかきたてている気がします」(佐賀出身者・26才)
ちなみに、美容や化粧品にお金をかけたい全国1位も佐賀(ソニー生命「47都道府県別生活意識調査2016」調べ)。オシャレでキレイな人が多そう。
※女性セブン2017年1月5・12日号