「ハワイに行く日本人は多いのに、パールハーバーを見ようって人は誰もいない。観光コースにも入ってないし、まったく思いつきもしていないんじゃないですか。でも海もあれば山もあって、どこで何をしていても、TシャツにサンダルだってSNS映えしやすい。キラキラしたい人が、キラキラした生活を演出するために行く場所ですよ」(今井さん)

 2003年からハワイに移住し、現地でコーディネーターをしている相楽晴子(48才)は、実は“元”ハワイぎらいだと明かす。撮影で知り合ったゲイリー・ヘインズ氏との結婚を機に、1995年LAに渡米。しかしアメリカ全土を恐怖にさらした9.11(2001年)後、ご主人のすすめでハワイを訪れたことがきっかけで、行かずぎらいだったハワイに魅了されたと言う。

「日本にいた時は一度もハワイに行ったことがないんです。拒否してました(笑い)。だってバブルの時ってハワイがものすごい流行っていたんですけど、そのハワイにあるものといえば、ディスコの『マハラジャ』に『吉野家』、それから『モスバーガー』とかで、そこは熱海かっていう話で、正直バカにしていました。だいたいマリンスポーツも興味なかったですし、太陽がさんさんとなんてシミができるからヤダって思ってました(笑い)」

 それが変わったのは、娘を産んだことだった。

「ちょっと目を離すと誘拐されちゃいそうなLAより、子供たちがサンダルとTシャツで学校に行くハワイはのびのびしていて、子育てにいいなと思ったのも、移住の大きい理由だったんです。自分の小さい頃、学校へ歩いて通っていたイメージに近かったから。今、娘は20才ですが、彼女にも感謝されます。あのままLAにいて大きくなったら、バリバリハリウッドの子供で、パーティー行ってドラッグの脅威にさらされたかもって思ったりします」(相楽)

※女性セブン2017年1月19日号

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