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大河で話題 鰻のタレ使う浜松の新グルメ、牡蠣のカバ丼

冬季限定「うなぎ・和食処松の家」の牡蠣カバ丼(1728円)

 徳川家康が青年期を過ごし、後にホンダ、スズキ、ヤマハなど日本を代表する企業が誕生した“出世の街”浜松。東京、大阪から約1時間半、アクセスも抜群の魅力の宝庫を訪ねた。

 そんな浜松は、新大河ドラマ・『おんな城主 直虎』で注目を集めている。では、大河ドラマに先駆けて、浜松の美味しいものをチェックしてしまおう。

「浜名湖のかき(牡蠣)は、大きくて濃厚だら~」と、「うなぎ・和食処松の家」店主の新村浩利さんは、目の前でかきを手際よく開けた。浜名湖といえばうなぎが有名だが、実はかきも負けてはいない。そこで、「かきを使った新しい名産品を」と、うなぎのたれを絡めて焼く“牡蠣カバ丼”を、地元の人達で考えたという。

 うどん粉をまぶし、うなぎのたれで焼いたかきに、浜名湖産ののりと玉ねぎ、三ヶ日みかんの皮をトッピング。甘じょっぱい蒲焼き風のかきは大粒でぷりっぷり。噛むと、じゅわっとクリーミーなかきの旨みが広がり、ほのかにみかんの香りが鼻に抜ける。

 浜名湖産のかきは、南の海辺で種付けし、9月頃にプランクトンの多い北の河口に移す。このひと手間で大粒のかきに育つ。地元漁師から朝どれのかきを毎日仕入れるので鮮度は抜群! 浩利さんは中でも粒の大きいものを丼用に厳選している。

 さらに、うなぎのたれはかき用に煮詰めて濃くする工夫も。牡蠣カバ丼は、1728円で冬季限定だ。

【店舗】
うなぎ・和食処松の家
住所:静岡県浜松市西区舘山寺町2306-4
定休日:火曜

※女性セブン2017年1月19日号

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