さらに、『日清ラ王 香熟コク味噌』。
「ラ王の麺は歯ごたえがあって前からお気に入り。このスープは濃いみそをベースに香辛料たっぷり、複雑な味わいで高級感がありますね。華やかな味は香り高いまかじきのイメージ」(山田さん)
また、『明星 ふじ屋NOODLE味噌ラーメン』について。
「私はスープより麺を重視するほうで、これは食感がよくて優秀。濃厚なみそ風味だけど、素直な味で食べやすい。しっかり味の煮はまぐりと食べたい」(山田さん)
『マルちゃん正麺 カップ スープの極み 濃厚しお豚骨』の魅力をこう語る。
「スープは濃厚だけどしつこくない。麺が平らな形状で、とろみのあるスープとの絡み具合も絶妙。濃厚なとろみ同士、のり無しのうにと合わせたい」(山田さん)
そして、「最近は各社、生麺のようなリアルさを追求しています。スープも化学調味料っぽさが薄れ、お店で食べる味に近づいています」と話すのは、『日本懐かし即席めん大全』(辰巳出版)の著書がある即席麺愛好家・山本利夫さん。
ここ数年は、震災などの影響からカップ麺を保存食として購入する人も増えている。
「カップ麺は、1~2か月の短いスパンで新たな味が次々と出るから食べ飽きない。消費しながら保存するローリングストックに向いています。賞味期限はJAS規格で製造後6か月。半年ごとに家族で色々な味を楽しむのもいいと思います」(山本さん)
※女性セブン2017年1月19日号