「自分の好きなオンラインゲーム仲間の女性からストーカーされていました。その子は当時26歳でしたが、一度オフ会で知り合ってからというもの、毎日毎日LINEやSMS、TwitterのDMなど、ありとあらゆる方法でメッセージを送ってきた。『今すぐ会ってくれないと死ぬ』とか『私以外の女に会うならリストカットするよ』とか、いろいろ言われましたね……。
ただ、やはり相手が女性ということもあり、あまり強い姿勢で拒絶できず、『ストーカー行為はやめて』とも言えませんでした。無視して自傷行為をされても困るので、返事をし続けてしまった自分にも後悔しています。見た目もとても可愛い子だったので、自分に自信があったのでしょう。その後、別の彼氏ができたようで、ある時期からぱったりと連絡がなくなり、彼女のTwitterのアカウントも削除されていました」(B氏)
A氏とB氏に共通しているのは、どちらもSNSを通じて知り合った女性からの被害だということ。改正ストーカー規制法ではSNSを通じたつきまとい行為も適用されることになるため、今後はこういったケースも徐々に可視化されていくのかもしれない。
とはいえ、女性によるストーカー行為の場合、男性が本気で困っているにもかかわらず、こうした被害告白が、ただの「モテ自慢」に聞こえてしまうケースもある。そういった意味では、男性のストーカー行為とは異なる根の深い問題が横たわっているともいえるだろう。