国際情報

中国で銀行口座を開設したら、200億円振り込まれたという話

一瞬だけでも富豪だった?(写真:アフロ)

 中国のお年玉にまつわるエピソード、現地の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏が紹介する。

 * * *
 間もなく春節(旧正月)を迎えようとする中国。田舎では出稼ぎに出た家族の帰りを待つ家族や親せきたちが、都会から買って帰るお土産に心を躍らせ、子供たちは何といっても「紅包」(お年玉)を楽しみにしている。

 中国の「紅包」は、日本のお年玉とは少し違い、さまざまなお祝いの場で配られるご祝儀に近く、時期も一年中だ。以前の中国では、新聞記者が企業の新商品発表会に顔を出せば、それだけで「紅包」を手にすることができ、はしごすれば結構懐が温まったといわれた。つまり、「紅包」は大人であってもうれしい臨時収入というわけだ。

 だが、湖南省長沙に住む劉さんが「紅包」を受け取ったケースはちょっと珍しい。

 年の瀬、劉さんが地元の銀行に行って新たに口座を開設して帰宅したのは午後3時であった。その3時間後の午後6時、銀行から「手違いがあった」との連絡を受けた劉さんは再び手続きのために窓口まで足を運ぶことになった。

 銀行に着いた劉さんは、そこでいきなりタバコを一箱プレゼントされ、さらに赤い包を手渡された。開けてみると中には100元札が2枚入っていたという。

 いったい何が起きたのか。銀行側の説明を受けてびっくり。なんと劉さんの通帳には12億元(約200億円)の入金──正確には1,212,405,360元──が記録されていたというのだ。何やら事件の臭いも漂う話だが、原因は銀行員による単純な記入ミス。口座番号をそのまま金額として記入してしまったという。

 銀行までの道のりを余分に1往復しただけでタバコ一箱と200元(約3300円)ならば悪くはないはずだが、一瞬でも自分が12億元の富豪になっていたと思えば落胆の方が大きいのだろうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
決定戦で横綱を下した安青錦(写真/JMPA)
【最速大関・安青錦の素顔】ウクライナを離れて3年、なぜ強くなれたのか? 来日に尽力した恩人は「日本人的でシャイなところがあって、真面目で相撲が大好き」、周囲へ感謝を忘れない心構え
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
主演映画『TOKYOタクシー』が公開中の木村拓哉
《映画『TOKYOタクシー』も話題》“キムタク”という矜持とともにさらなる高みを目指して歩み続ける木村拓哉が見せた“進化する大人”の姿
女性セブン
北川景子
《子どもを寝かせてから高いお菓子も》北川景子、子育てエピソードに広がる共感、失敗談も隠さずオープンに “39歳のママ女優たち”が支持を集める理由 
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト
CM露出ランキングで初の1位に輝いた今田美桜(時事通信フォト)
《企業の資料を読み込んで現場に…》今田美桜が綾瀬はるかを抑えて2025年「CM露出タレントランキング」1位に輝いた理由
NEWSポストセブン
亡くなったテスタドさん。現場には花が手向けられていた(本人SNSより)
《足立区11人死傷》「2~3年前にSUVでブロック塀に衝突」証言も…容疑者はなぜ免許を持っていた? 弁護士が解説する「『運転できる能力』と『刑事責任能力』は別物」
NEWSポストセブン
アスレジャー姿で飛行機に乗る際に咎められたそう(サラ・ブレイク・チークさんのXより)
《大きな胸でアスレジャーは禁止なの?》モデルも苦言…飛行機内での“不適切な服装”めぐり物議、米・運輸長官がドレスコードに注意喚起「パジャマの着用はやめないか」
NEWSポストセブン
(左から)小林夢果、川崎春花、阿部未悠(時事通信フォト)
《トリプルボギー不倫の余波》女子ゴルフ「シード権」の顔ぶれが激変も川崎春花がシード落ち…ベテランプロは「この1年は禊ということになるのでしょう」
NEWSポストセブン
吉野家が異物混入を認め謝罪した(時事通信、右は吉野家提供)
《吉野家で異物混入》黄ばんだ“謎の白い物体”が湯呑みに付着、店員からは「湯呑みを取り上げられて…」運営元は事実を認めて「現物残っておらず原因特定に至らない」「衛生管理の徹底を実施する」と回答
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン