芸能

真矢ミキが愛犬と共謀した夫ドッキリ隠密計画を語る

真矢ミキが語る夫と愛犬に教えられたこと

 揃って犬好きだという真矢ミキさん夫婦。今回は、3年前、夫の誕生日にサプライズで迎えたミニチュアシュナイザーへの愛を綴る。

 * * *
「メルオさん…」

 ふとつぶやくだけで、心の中に淡いピンク色の春が広がるよう…長いマツゲに縁取られたつぶらな瞳。小柄だけど思いのほか筋肉質で。時折私は…彼の胸板に顔を埋める。

 そう、この香り…今日も日向のにおいがする。彼はメルオさん。

 …と、いきなり愛を語ってますが、メルオさん(正式名メルシー)は、わが家の大切な家族、黒のミニチュアシュナウザーの男の子でございます。

 彼は3年前、夫の誕生日にわが家にやってきました。なぜなら私たち夫婦の共通点の一つに“犬好き”があったから。

 ヨーロッパの留学経験が少しある夫は、ヨーロッパに多いテリア系のウェスティーや『アーティスト』という映画で見事な演技を披露したジャックラッセルテリア、そしてシュナウザーのような、手足がもう少し太く逞しく、ガシガシ生きているような犬が好きで飼いたいらしい。

 そんな以前していた会話を引っ張り出しながら、私は夫の誕生日サプライズを企てた。

 誕生日の半年前からこっそりブリーダーさんを訪ね、極秘の中で私は黒の赤ちゃんシュナウザーと出会えた。そして、その子を家族に受け入れることをひとりで決めた。かわいい盛りの2か月の大きさの頃も我慢の2文字で家には連れて帰らず、私は面会に留めた。そして、ただただ夫の誕生日を待ったのだ。

 シュナウザーも“なぜ連れて帰らない?”と言わんばかりに毎度、首を傾げだした。私と黒シュナのはじめての共同作業、それは隠密計画。私は生まれて2か月のシュナウザーを相棒に、その計画を遂行した。

 そんなこんなで3か月。やっとこさやって来た夫の誕生日当日、大喜びする様子を収めようとスマホのカメラをかまえ、リビングにさり気なくその子犬を座らせ準備万端となった。

 ハラハラ、ワクワクの連続で3か月分の待ち遠しかった重みからも解放され胸弾む瞬間だった。

 夫の「ただいま」という声でドッキリ+モニタリングみたいな番組がわが家の台所で始まった気がした。しかしその矢先、“うわーどうしたの、この子っ!?”と歓喜の叫びが上がると思いきや、「うそでしょ、うそでしょ…」と言いながらどんどん夫が後ずさっていくではないか!?

 なにか違う。私の想像とナニカガチガウ! 期待していた反応から明らかに遠ざかり逆走していく夫。スマホも一応、後ずさる彼を追う。

関連キーワード

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
テレビの“朝の顔”だった(左から小倉智昭さん、みのもんた)
みのもんた「朝のライバル」小倉智昭さんへの思いを語る 「共演NGなんて思ったことない」「一度でいいから一緒に飲みたかった」
週刊ポスト
陛下と共に、三笠宮さまと百合子さまの俳句集を読まれた雅子さま。「お孫さんのことをお詠みになったのかしら、かわいらしい句ですね」と話された(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
【61才の誕生日の決意】皇后雅子さま、また1つ歳を重ねられて「これからも国民の皆様の幸せを祈りながら…」 陛下と微笑む姿
女性セブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン