スポーツ

角居勝彦調教師、馬体重の増減は馬券検討の重要ファクター

角居勝彦調教師が馬体重の増減について解説

 2月4日の京都第7レース。7か月半ぶりに出走したウオッカの子・タニアノバンシーの馬体重は前走よりプラス30キロの512キロで、その増量は競馬ファンを驚かせた。数々の名馬を世に送り出した調教師・角居勝彦氏による週刊ポストでの連載「競馬はもっともっと面白い 感性の法則」から、馬体重の増減と走りの関係について解説する。

 * * *
 体重はある程度あったほうがいい。馬体の重さと大きさはストライドの大きさにつながるし、接触時の安定にも有効です。逆にデメリットは脚元のケガが多くなることです。

 レース前には前走から何キロ変化したかが表示されます。馬体重の増減はヨーロッパの競馬では重視されないようですが、馬の体調を知るうえでは重要なファクター。馬券検討にも大いに参考になると思います。前走からのプラスマイナスだけではなく、何走か前までさかのぼってみてください。

 馬体に脂肪が乗ってくる冬場は体重が増えやすく、夏場は減りやすい。この場合は10キロ程度の増減に神経質になることはありません。

 大事なのは馬齢。4歳半ばまでの体重増は成長分であることが多い。休み明けに大幅な体重増があっても、馬のシルエットが太くなければ問題ありません。

 タニノアーバンシーの場合、シルエットが太くなかったので、体重増が競馬でマイナスになったということではありません。いわゆる「成長分」といっていい。直線で伸びきれなかったのは、半年以上競馬から離れていたからでしょう。息遣いができておらず、レース勘も戻っていなかった。

 体が絞れているのに体重が増えていくのが理想です。だいたい4歳半から5歳までに体格が完成されるので、そのときのレースで結果が出た「連対体重」などが目安となります。

トピックス

「夢みる光源氏」展を鑑賞される愛子さま
【9割賛成の調査結果も】女性天皇についての議論は膠着状態 結婚に関して身動きが取れない愛子さまが卒論に選んだ「生涯未婚の内親王」
女性セブン
勝負強さは健在のDeNA筒香嘉智(時事通信フォト)
DeNA筒香嘉智、日本復帰で即大活躍のウラにチームメイトの“粋な計らい” 主砲・牧秀悟が音頭を取った「チャラい歓迎」
週刊ポスト
『虎に翼』の公式Xより
ドラマ通が選ぶ「最高の弁護士ドラマ」ランキング 圧倒的1位は『リーガル・ハイ』、キャラクターの濃さも話の密度も圧倒的
女性セブン
羽生結弦のライバルであるチェンが衝撃論文
《羽生結弦の永遠のライバル》ネイサン・チェンが衝撃の卒業論文 題材は羽生と同じくフィギュアスケートでも視点は正反対
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
撮影前には清掃員に“弟子入り”。終了後には太鼓判を押されたという(時事通信フォト)
《役所広司主演『PERFECT DAYS』でも注目》渋谷区が開催する「公衆トイレツアー」が人気、“おもてなし文化の象徴”と見立て企画が始まる
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン