A氏:いまは店の自助努力で分煙も進んでいるし、四方を囲わなくても、たばこの煙が漏れないような換気技術や浄化設備もあるでしょ。何よりもスモーカーのマナーについては、昔とは比べものにならないほど啓発活動がすすんでいる。
いまや、たばこを吸う人は少数派になっているわけだし、わざわざ罰則までつけて法案化して何の意味があるんだろう。東京五輪でも、現状の分煙社会をもっとすすめることで、日本人のマナーの良さも同時にアピールできるんじゃないかなと思うんだけど。
C氏:すでに受動喫煙対策は自治体ごとにさまざまな取り組みが行われているから、東京も東京の事情に合わせて決めるべきとの声はあるよね。ただ、かつて東京都が有識者を集めて規制強化の条例制定を検討したけど、結局は議論がまとまらずに先送りになったんだ。
A氏:たばこ自体が法で禁止になるなら諦めるけど、認められている以上は、吸える環境も守ってほしいというのが本音だよ。
Bさん:それもそうなんだよね。結局のところ、たばこを吸わない人にとっては、吸う人が煙がかからない配慮をしてくれたら、それでいいわけで。最近ネットで話題になってたけど、「吸っていい?」って“一応”聞いておきながら、こちらの答えを聞かずに目の前で吸い始めるとか絶対ダメ!
世界がどうとかじゃなくて、日本には日本の事情があるわけだし、“礼儀正しい日本人”としてアピールできたらいいんだけどね。