職員やパートの人たちは大量の書類の処理に追われ、青いケースから書類をドサッと自分のデスクに持ってきて、処理が終わればまた新たに書類を持ってきて…の繰り返し。その間、問い合わせがあれば電話に笑顔で応答し、また淡々と作業を進める。雑談する暇もないほど業務に追われていた。

 沼澤さんに1日のスケジュールを聞くと、毎朝、定時の1時間前の7時半には出勤し、すぐにパソコンを立ち上げると言う。

「ネットでの申し込みが圧倒的に多いので、そのデータをパソコンに取り込んで、入力ミスがないかをチェック。それから郵便振替でのお支払いを希望されているかたに用紙を送り、入金が確認できれば申告に使う証明書を発送します。翌日か翌々日には発送するようにしていますね。すぐに送らないと問い合わせが来ちゃうので(苦笑)」(沼澤さん)

 返礼品の発注、業者から届いた請求書の支払い、年間5自治体までなら確定申告がいらないワンストップ特例制度の申請書の処理などなど、やらなければいけない作業は山のようにある。

「申し込み件数は多い日で1日7000件ほどもあり、忙しい時期は夜11時すぎまで作業して、寝に帰るだけの毎日。昼食をデスクで食べながら作業することもあります」(沼澤さん)

 もっと人員を増やせばいいのでは?――そう聞くと沼澤さんはこう言って否定した。

「件数の波があるため、そう簡単にはいきません。その他の業務も外部に委託しようと思えばできますが、それでは“商売”になってしまう。ただの寄付金集めでは意味がないと思うんです」

撮影/下重修

※女性セブン2017年4月20日号

関連記事

トピックス

三浦瑠麗(本人のインスタグラムより)
《清志被告と離婚》三浦瑠麗氏、夫が抱いていた「複雑な感情」なぜこのタイミングでの“夫婦卒業”なのか 
NEWSポストセブン
オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン