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85歳野末陳平 老後付き合うべきは同僚や旧友でなく近所の人

85歳の野末陳平氏が老後の心得を説く

 テレビコメンテーター、放送作家として知られる元参院議員・野末陳平氏は、85歳を迎えたいま「好き勝手」に楽しい老後を過ごしているという。その秘訣はどこにあるのか―野末氏が目からウロコの心得を説く。

 野末氏は、平日は「めし友」と一緒にランチを食べ、週末に映画を観て日々を過ごす。

「この間、映画『チア☆ダン』を観に行ったら、なぜか3人組の高校生がたくさん見に来ていた。俺から男子高校生に話しかけたら、高校生は3人で来ると割引があるんだって教えてくれた。彼らとは『広瀬すずはかわいいな』って盛り上がったよ。どうせなら女子高生と話したかったけど、このご時世だから、若い女の子にはなかなか話しかけられないだろ(笑い)」

 70近く歳の離れた高校生との会話が弾むことにも、女子高生チアダンス部の青春ストーリーを観に映画館へ足を運んでいることにも驚かされる。

 野末氏は、3月に『老後ぐらい好きにさせてよ 楽しい時間は、「自分流」に限る!』を上梓。老人のホンネをさらけ出しつつ、余生を楽しく過ごすための提言をまとめている。野末氏が「老後三原則」として重要だと説くのは、「健康」「お金」「交友・交遊」の“3K”だ。

「現役時代にあった仕事や家庭などの束縛から、老後は一気に解放されて、時間と自由が手に入るわけです。しかし、みんな準備をしていないから、時間と自由をうまく使えず、つまらない老後を送ってしまいがちです。老後を楽しく面白くするには“ひと工夫”が大切です。それにはお金もいるし、健康も大事だけど、特に大切なのは『交友・交遊』なんです」

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