私は、金正恩は地上のミサイル迎撃体制が手薄な大阪周辺や九州をまず狙ってくるとみている。3月のように何発も一度にミサイルを発射されてイージス艦による高高度迎撃で撃ち漏らした場合、地上の“最終迎撃手段”であるPAC3で対処することになる。だが、その射程範囲はわずか20kmと狭い。
首都圏では、市ヶ谷の防衛省本部や練馬の朝霞駐屯地、千葉の習志野駐屯地にPAC3が配備されて人口密集地がカバーされているが、大阪などではそれが手薄なのだ。人口が多い都市では1発着弾しただけでも、多大な犠牲が出るだろう。
安倍はその責任をとって総理大臣を辞めたら、トランプの会社に雇ってもらうつもりなのではないか。安倍がトランプを全面的に頼っている姿を見ると、そうとしか思えない。
※SAPIO2017年5月号