《ママがいなかったら、いま舞台を志しているサヤはなかったです。ううんそれどころか、きっと戻ってくることも出来なかった》
それほどの大恩人であるが、なぜか今回の結婚で大地の話はどこからも聞こえない。大地の知人が不思議そうにつぶやく。
「この1年くらい、大地さんから沙也加さんの名前を聞くことがぱったりとなくなりました。以前は会話の節々に『サヤから聞いたんだけどね』という言葉が出るほどの蜜月だったのですが…」
◆24才の人気絶頂で自分を産んだ母
聖子と大地といえばジャンルは違えども、ともに時代を象徴する大スターだ。
「アイドル出身で“かわいい聖子ちゃん”と宝塚出身で“かっこいい大地さん”。あまり接点はありませんが、実はヘアメイクが一緒です。また大地さんは最近、“奇跡の還暦”として何度も対談している郷ひろみさん(61才)ととても仲がいいんです。沙也加さんのこともあわせて、聖子さんと大地さんには何かしらの因縁を感じます」(前出・芸能関係者)
過去には沙也加の心の中に聖子への反発もあった。だが、それも時と共に変わってきたと、前出の聖子を知る関係者は言う。
「2014年に『アナと雪の女王』が大ヒットし、舞台だけでなく声優として実力が認められて沙也加さんも大きく変わった。第一線で走り続けるお母さんを素直に尊敬して、24才の人気絶頂期に自分を産んでくれた聖子さんへの感情も変わってきたんでしょう」
実の母の気持ちを理解して、歩み寄ることができた一方で、“ママ”との間にはいつしか距離が生まれたようだ。
「急に聖子さんとの距離を縮めた沙也加さんを見て、大地さんからすれば“よかったね”という気持ちと“なにそれ?”という思いが混在していると思います。お子さんのいない大地さんは、一時は毎日電話するほど本当に沙也加さんを娘のようにかわいがっていたので、少しさみしい気持ちもあるかもしれませんね」(前出・芸能関係者)
今では沙也加が「聖子の娘」だと知って驚く若い世代も多いという。それを母は喜んでいる。
※女性セブン2017年5月25日号