「まず年号を見て10個以上の卑猥な語呂を考えます。そのなかから、文を付けやすいものを選んでいきます。1949年のGHQによるシャウプ勧告・直接税の導入なら、年号を『イク仕草』にすれば、直接税は『挿入直接』、シャウプは『シャンプー』で何か文章にできそうだといった具合です。
受験勉強は少しでも楽しいほうがいい。もともと、大学受験の際に『ネブカドネザル』(新バビロニアの王)は『寝ざるをえない』と読んだらエロいなと思ったのが今の企画の原点です。エロが関係したほうが、人間は覚えるんです」
江口氏は数字とエロ語呂の組み合わせを長年書き溜めた「エロ数字語呂ノート」まで作っている。
「手書きの語呂ノートはボロボロ。うまく語呂が浮かばないときはノートを手にファミレスで頭を抱えたりもしましたが、ついに完成させられました」(江口氏)
その「情熱」はヒットにつながるか。
※週刊ポスト2017年6月9日号