「それほど潔癖性の彼女が、拘置所の清潔とはいえない便器を平気で使用できるはずもなく、朴被告に近い議員からは“精神に支障をきたす恐れがあるので拘置所のトイレを新品に交換すべきだ”との声が出ました。これに対し反朴派の議員から、“法の前ではトイレも平等だ”“便器を磨けばいい”との反論が噴出し、大論争になりました」(在韓ジャーナリスト)
ちなみに今のところ、拘置所のトイレを改装したというニュースはない。韓国政治に詳しい大阪市立大学大学院教授の朴一氏が語る。
「新大統領の就任や北朝鮮のミサイル発射など大きなニュースが出ていますが、朴被告はテレビを見ることもなく、朝から晩まで聖書を読んでいるそうです。罪を懺悔しているのか、神に潔白を訴えているのか。真意はわかりませんが、敬虔なクリスチャンとして牢獄の生活と向き合っているようです」
現在、朴被告は計18もの事案で罪に問われており、事件の関係者は400人を超える。検察は迅速な裁判のため、週4回以上の公判を求めている。今後も公判浸けの日々が続き、心身の安寧は遠い。
※女性セブン2017年6月15日号