まず、タイトルのつけ方と写真の撮り方に注目しました。タイトルは、“今日は”と書くより、“ご報告”の方が、反響があります。特に重要な話題でなくても、なんだろう?と気になって、つい見てしまうんですよね」

 気づいたことを自社の社員に指導。今では自社のみに限らず、芸能事務所でタレントやモデルたちに自撮りの仕方やブログの書き方の講義をしている。

 こうした人気からメディアへの出演も増えている。2016年12月にはアンタッチャブル柴田英嗣(41 才)司会のパソコン・スマホ向けのライブ配信『FRESH! 恵比寿スタイル#』にインスタのカリスマとして出演。2017年7月には、『ステージを上げる SNS 絶対6ルール』(文響社)を出版予定だ。

「自撮りはひとつ間違えると“この人、ナルシストでは?”とネガティブに思われてしまうので、自撮りとともに、誰かに撮ってもらった写真を載せるのがコツ。自然でバランスもよくなりますよ。

 ただ、なるべく加工アプリは使わないようにしています。もちろん目を大きく、小顔に見せるなど“盛る”ことは大切ですが、アプリを使いすぎると、実物とギャップがありすぎて、不自然に見えてしまうんです。それに、アプリを使いすぎると画質が落ちて、きれいに写りません。やはり太陽の光が降り注ぐ、自然光で撮るのがベスト。肌もきれいに顔色も明るく写ります」

 自分で満足できるカットを見つけるために、200枚以上撮るのは当たり前。2泊3日の旅行なら、3000枚は軽く撮ります。

撮影/矢口和也

※女性セブン2017年7月20日号

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