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伊達政宗 冬でも薄着で過ごす“裸健康法”を実践

医学知識は玄人はだしだった伊達政宗 AFLO

 日本の歴史を振り返れば、時の権力者たちは特権的な「養生」を行っていた。時代を彩った偉人の特権的な健康法を紹介する。

 仙台藩祖で徳川家康に次ぐ実力者とも評された伊達政宗(享年68)。幼いころ疱瘡(天然痘)にかかって右眼を失明した経験があるからなのか、健康への関心は高く、医学知識は玄人はだしだった。

 身体を自ら診察し、見立てに疑問があるときだけ医師を呼び出して相談の上で治療したという。政宗の言動を記した『政宗公御名語集』にはこんな記述がある。「冬でさえ小袖三枚も着重ねることはなく、頭巾もかぶらなかった…冬であってもときどき裸になった」というのだ。『日本史偉人「健康長寿法」』の著書がある作家の森村宗冬氏はこう語る。

「人間には気温などの環境が変わっても体の中を一定に保って生命を維持する『ホメオスタシス=恒常性維持機能』が備わっています。政宗は寒い時こそ裸になることでホメオスタシスを活性化させ、体を鍛えたと言えそうです」

※SAPIO2017年8月号

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