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《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ

指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)

六代目山口組の司組長(時事通信フォト)

 暴力団業界にとって2025年は大きな動きのあった一年だっただろう。

 4月、六代目山口組が神戸山口組、絆會、池田組らとの10年にわたる分裂抗争に一方的に終結宣言をした。その後、六代目山口組は急速に人事を進め、組織の若返りを図る。これまで「分裂抗争」が話題になっていた暴力団業界が一転、「司忍組長は竹内照明若頭にいつ“七代目”を禅譲するのか」が取り沙汰されるようになった。

 とはいえ、抗争終結宣言は六代目側による一方的なものだったため、抗争相手の組織も健在している。六代目山口組は2025年12月13日に新年を迎える「事始め」を催し、新年の組織指針「和親合一」も発表したが、抗争相手も前後して新年を迎える式を開いていたようだ。実話誌記者が語る。

「神戸山口組は兵庫県内で井上邦雄組長と直参組長で12月中に宴会を開いたようです。マスコミも詳細をつかめておらず、開催日が12日、もしくは13日と定かではない。ただ新年の組織指針は出さなかったと聞いています。

 池田組も12月14日、本部を置く岡山県内で『納会』を開き、組織指針『有志竟成(ゆうしきょうせい)』を発表した。中国の故事成語で、『強い意志と信念あれば、どんな困難にも打ち勝ち、目的は必ず成し遂げられる』という意味が込められている。

 池田孝志組長がどんな“目的”を秘めているかは本人のみぞ知るところですが、神戸山口組立ち上げメンバーの一人であり、分裂直後に前若頭が射殺されるなど六代目側から執拗にターゲットにされながらも今日まで組織を存続させてきた。資金力もあるため組織を解散させるつもりはない、という意志表明ではないか。

 絆會も兵庫県内で『納会』を開き、こちらは『初志貫徹』というこれまでとは違った組織指針を出している。織田絆誠会長も組織解散するつもりなどないということでしょう」

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