若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
2025年12月19日、大麻を自宅で所持したとして、麻薬取締法違反(単独所持)の罪に問われた俳優・清水尋也(26)に対し、東京地裁は拘禁刑1年執行猶予3年の有罪判決を下した。全国紙社会部記者が語る。
「公判で検察は、22歳ごろから大麻を使用し、交際相手や俳優仲間と吸うなど、清水に大麻の常習性があることを指摘。清水自身も仕事のストレス緩和などの目的で大麻を吸っていて『寝付きが良くなる効果を感じていた』などと話していました。
判決では清水が保釈中に薬物治療のために通院し、自助グループに参加した点などを踏まえ、執行猶予付きの有罪判決になった」
清水は人気映画『東京リベンジャーズ』シリーズなどに出演する若手俳優で、逮捕を受け、2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は降板することに。
このように芸能人が不祥事を起こすと、出演シーンが“カット”されたり、代役での“再撮影”、あるいは作品そのものが“お蔵入り”するケースなどが見られる。ビジネス誌記者が語る。
「特にCMの場合はシビアな判断をします。企業は億単位の投資をして新商品を開発し、宣伝広告費を使います。それが出演している芸能人の不祥事によって一瞬で商品に“負のイメージ”がついてしまい、過去には商品自体がそのまま終売になったケースもある。
そのため企業はCMを制作するにあたって、キャスティング会社などを通じて芸能人の調査を行なうことがあります。所属事務所はもちろん、関係が近い業界関係者に確認するだけでなく、メディア関係者にも“あのタレントって変な噂ないよね?”などと聞く場合もある。それでも毎年、不祥事などによって複数の打ち切りが起きているのが実情です」
