「佐々木六段がお店に来はじめたのは、2~3か月前くらい。入賞するには相当の実力が必要ですが、やはりトップ棋士は頭の出来が違いますね」
ポーカー大会翌々日の叡王戦予選では佐々木六段は敗れたが、“頭を使うゲーム”を嗜むプロ棋士は多く、羽生善治三冠のチェスの腕前は全国トップクラス、森内俊之九段(18世名人有資格者)はバックギャモンの世界大会で入賞経験がある。16歳でプロデビューし将来を嘱望される佐々木六段は、偉大な先達に倣った“気分転換”で、藤井四段より先のタイトル獲得を目指す。
※週刊ポスト2017年8月18・25日号