秀岳館の4番・廣部就平(写真:時事通信フォト)
今大会は打者が目立つが、「各球団で慢性的に不足しているのは先発投手。各球団、口には出さないがそれぞれ狙いをつけている」(在阪球団スカウト)という。甲子園を沸かせた大阪桐蔭(大阪)の徳山壮磨や秀岳館の川端健斗は「今のところ進学希望」(前出・スポーツ紙記者)だが、不出場組でも関東ナンバーワン投手の呼び声高い青藍泰斗高(栃木)の石川翔、清宮の天敵・日大三の櫻井周斗、“桑田二世”の異名を持つ星槎国際湘南・本田仁海らが注目株だ。
「プロ球団のスカウトはドラフト候補の選手を特A、A、B、Cとランク付けしてリストアップしており、プロを志望する選手は、ドラフト会議の行なわれる10月26日の前日までにプロ志望届を提出する。清宮がもし大学進学の進路を選ぶとすると、一気に中村への指名が集中することになると思います」(同前)
まずは9月のU-18W杯での戦いぶりに注目だ。
※週刊ポスト2017年9月8日号