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2017.11.11 16:00 週刊ポスト
ED患者のうち4人に1人が悩まされる“薬剤性ED”とは

EDのうち、4人に1人は薬のせいとのデータが
ED=勃起不全には、血管などの障害で生じる「器質性」や精神的なストレスで生じる「心因性」のほか、特定の薬剤を服用して生じる「薬剤性」がある。ED治療専門院・渋谷三丁目クリニックの古市昌之院長がこう語る。
「薬と一緒に薬局で受け取る『使用説明書』(薬剤情報提供文書)には“命に関わる副作用”が優先的に記載される。そのため、命に関わらない『ED』は記載を省かれることが多く、医師から口頭で説明されることも滅多にありません」
医療事業者向けの「医薬品添付文書」には全ての副作用が明記される。しかし、その内容を患者が知る機会はないといっていい。
日本性機能学会が監修する『ED診療ガイドライン2012年度版』には、新たにEDと診断された患者のうち、25%が薬剤性EDとの報告がある。4人に1人が悩まされているのだ。
◆ED治療薬は併用できる?
薬剤性EDの発症は、「薬が効き始めた時期」と重なることが多い。
「例えば降圧剤は、下がった血圧が安定する服用後10日から2週間程度でEDの症状が出やすい。ただし向精神薬の場合、1錠飲んだ途端に射精障害が生じるケースがあります」(前出・古市医師)
ここまで紹介した薬を服用中にEDの症状が出た場合、まずは泌尿器科などに相談する。診断の流れを、川崎医科大学附属病院の永敦井医師(泌尿器科)が解説する。
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