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パリで中国人観光客を狙った襲撃が頻発、中国系住民がデモ

なぜ中国人団体観光客が強盗に狙い撃ちに?

 フランスの首都パリで、中国人団体観光客が強盗に狙い撃ちにされ、催涙ガスなどを浴びせられるなどの襲撃を受け金品を強奪されるという事件がしばしば起きている。一昨年は35件だったものが、昨年1年間で105件と3倍に増加しており、フランス在住の中国系住民1万人以上が抗議デモを行ったほどだ。

 中国人団体観光客はパリ中心部の繁華街を大きな声で話しながら移動するほか、ブランド品を大量に買い込むため大金を持っていると思われており、強盗に狙われやすく、現地の中国大使館やパリ警察では注意を呼びかけている。

 11月2日午後8時ごろ、パリ北部のバルドマルヌ地区にあるキリヤード・パリホテルの駐車場で、パリ市街地の観光から戻ってきた中国人団体観光客40人を乗せた観光バスが4人組の暴漢に襲撃された。

 暴漢はバスに乗り込み、持っていた催涙スプレーを観光客に噴射し、ショッピングバッグなど9個と現金などを盗んで逃走したという。この様子を駐車場に面しているホテルの窓から目撃した従業員が警察に通報したが、警察が到着した時には、賊は逃げ去った後だったという。

 ホテルはパリ中心部への直通列車が発着する地下鉄7号線ポルトディヴリー駅より徒歩約5分と、市内アクセスは良い場所にあり、中国人の団体が利用することで知られている。

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