それでも大谷が二刀流を望むなら、中堅以下のチームにもチャンスが出てくる。

「優勝から遠ざかっているチームのほうがチャンスを与えられるはず。DHのないナ・リーグながら、パドレスが候補にあがる。7年連続で負け越していますが、2008年に日本ハムと業務提携を結び、アドバイザーに斎藤隆氏もいる。受け入れ態勢は万全です」(同前)

「3年目以降の大型契約」を望むなら意外にも「打者専門」が有利だという。

「投手は肩や肘の不安があることから、野手に比べて長期の複数年契約が少ない。投手ではカーショーが2013年オフに結んだ総額2億1500万ドル(約236億5000万円)の7年契約など、長くても6~7年契約だが、野手なら10年を超える。マーリンズのスタントンが2014年オフに歴代最高の総額3億2500万ドル(約357億5000万円)プラス出来高の13年契約を結んでいる(所属は16日現在)」

 かつてイチローが、大谷を評して「凄いピッチャーはいくらでも出てくる。でもあんなバッターは出てこない」と発言した。大谷がメジャーで打棒を爆発させれば、各球団が「打者・大谷」に目の色を変えるかもしれない。

※週刊ポスト2017年12月1日号

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