現時点で糖尿病と関連するとされる遺伝子は「アディポネクチン遺伝子」「KCNJ15」など数種類が特定されている。
「いずれも血糖値を下げるインスリンの分泌量を減らしたり、その働きを低下させる遺伝子です。中でも日本人の2人に1人が持っている遺伝子『KCNQ1』は、糖尿病発症リスクを1.3~1.4倍に上げる“要注意遺伝子”として知られます」(川本氏)
東京大学などの調査では、太っていない人が遺伝子「KCNJ15」を持っていると糖尿病の発症リスクが2.5倍に跳ね上がったという結果が出ている。
高血圧や糖尿病になると、後に心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクが飛躍的に高まる。
※週刊ポスト2017年12月1日号