国内

温泉ジャーナリストが選ぶ家族でほっこりできる4泉

吉川温泉 よかたん(兵庫)

 1500以上の湯巡り歴を持つ温泉ジャーナリストの植竹深雪さんが厳選した家族で楽しめる注目の温泉をご紹介!

◆吉川温泉 よかたん(兵庫)
 湧き出る湯には炭酸ガスがたっぷり。炭酸泉は血圧を下げて心臓にかかる負担を軽くすることから、ドイツでは『心臓の湯』と呼ばれている。

「日本酒で有名な山田錦の地元にある温泉です。ここのお湯は炭酸をたっぷり含んだ炭酸泉。体に小さな泡がくっついて、血流促進効果が高いと言われています」(植竹さん、以下「」内同)

 地下1500mから湧出する炭酸泉は、高血圧症や動脈硬化症などにも効果が期待できる。木造りの『福の湯』と岩造りの『幸の湯』があり、それぞれに露天の源泉風呂や大浴槽などを楽しめる。

【温泉情報】
兵庫県三木市吉川町吉安222
10:00~22:00(最終受付21:00)月曜(祝日の場合は翌日)
大人600円

◆法師温泉 長寿館(群馬)
 群馬・三国山の中腹に佇む宿。明治28年に建てられた『法師乃湯』は、与謝野晶子ら文人に愛されてきた。

「湯船の底から豊富な湯がぷくぷくと湧き出ていて、生まれたてのフレッシュなお湯に入ることができる貴重な温泉です」

 国登録有形文化財の建築も必見。朝はアールデコ調の窓から光が降り注ぎ、夜は提灯の灯りが幻想的。混浴で男性比率が高いが、女性専用の湯も完備。宿泊客は24時間入浴できる。

【温泉情報】
群馬県利根郡みなかみ町永井650
10:30~14:00(最終受付13:30、混雑時は入場制限あり)
水曜、その他休業日あり(要確認)
1000円

◆鶴の湯温泉(秋田)
 同じ敷地から泉質の異なる4種類の温泉が湧く珍しい秘湯。

「乳白色の湯が楽しめる混浴露天風呂のほか、男女別の露天風呂も。乳頭山の麓にあり、風情もお湯も非の打ちどころがありません!」

【温泉情報】
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
10:00~15:00 無休(露天は月曜休)
大人600円

◆水明館  佳留萱山荘(岐阜)
「新穂高温泉にある秘湯。約250畳もの広さがある大露天風呂では、北アルプスの雄大な景色も見どころです」(植竹さん)

 趣きの異なる3つの貸切露天風呂(利用は10時~14時の間で一人40分1500円)もあり。

【温泉情報】
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂555
8:00~19:00 不定
大人800円

※女性セブン2017年11月30日・12月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン