11月7日発売の「週刊ポスト」は、記録的な高支持率でスタートした高市政権が直面する中国との熾烈な対立を明らかにする。すでに台湾をめぐるつばぜり合いの一部が表面化しているが、水面下ではさらに激しい外交戦が展開されていた。ほかに、侵略者より先にクマと闘うことになった自衛隊の課題、大関を目指す安青錦の独占インタビュー、100歳まで元気な内臓のつくり方、なんと来年のWBCに日本が誇るドジャース投手トリオが投げられないという衝撃情報など、見逃し厳禁のスクープが目白押しです。
今週の見どころ読みどころ
◆<内部証言入手!>高市首相が米中を巻き込んだ「台湾有事」の壮絶な駆け引き
高市政権が対米ポチかそうでないか、SNSやワイドショーでは議論百出だが、外交の本当の駆け引きはカメラの前では行なわれない。本誌は、高市首相がトランプ大統領にぴったりと寄り添った“空母会談”の裏で、緻密に計算された交渉を進めていたとの証言を得た。さらに、外務省も仰天した中国への挑発にも裏があった。
◆今年中に大関獲り! 安青錦が独占告白「狙うのは、もう三賞ではなく全勝優勝です」
ロシアの侵攻によって祖国ウクライナから日本に渡った青年は、わずか3年で関脇の地位まで駆け上がった。大関昇進の基準は「三役で3場所33勝」とされるので、2場所前には平幕だった安青錦は基準に満たないが、九州場所で卓抜した成績をあげれば例外となる可能性がある。それくらい快進撃の勢いはすごい。本誌インタビューに本人は流暢な日本語で、「もう三賞じゃ満足できない。全部勝てば優勝できる」と力強く宣言した。
◆「もうひとつの世界一」は……ドジャース日本人トリオが2026年WBCで投げられない!?
ワールドシリーズに熱狂した日本人ファンの夢は、来年のWBCで大谷翔平が二刀流、エースは山本由伸、クローザーに佐々木朗希、そこに日本の侍たちが集って2連覇! ところが、早くもそんなドリームチーム構想に暗雲がたれこめている。メジャーリーグに詳しい専門家や関係者たちは一様に、ドジャーストリオの登板は難しいだろうと予測した。なぜか?
◆「誰がクマを殺すのか」結論を急げ! 丸腰の自衛隊がスプレーを手に出動する大矛盾
相次ぐクマ被害を受け、秋田県で初めての自衛隊派遣が始まったが、防弾チョッキに身を包む隊員たちの手には「クマ撃退スプレー」が。法的にも装備の面でも実は自衛隊にクマ駆除はできない。駆除の主力は猟友会だが、ほぼボランティアのような低報酬なのに死のリスクにさらされ、北海道では「違法な発砲」とされて銃猟免許が剥奪される事態も起きた。そして“クマ愛護派”からのいわれない誹謗中傷の嵐。これから毎年のように起きる可能性があるクマ騒動で誰が駆除を担うべきなのか、専門家の意見を聞き徹底検証した。
◆大物OBも猛批判! 桑田二軍監督を“追放”した阿部巨人の大失敗
阿部慎之助・監督も桑田真澄・二軍監督も来季は3年契約の最終年になるはずだった。突然の桑田退団の裏で何があったのか。球団内部を取材すると、「阿部監督が最終年に臨みやすいように……」と歯切れの悪い話が出るばかり。阪神に大敗した一軍に対し、二軍はイースタンで独走V。このおかしな処遇に大物OBたちも怒った!
◆<追及スクープ>道路族の平口洋・法務大臣が政治資金で地球34周分のガソリン代
国交省出身で日本道路公団総務部長も務めた平口氏は自民党きっての道路族だ。本誌の調べで、その平口氏が自らの政治団体で3年間に「地球34周分」のガソリン代を支出していたことが判明した。数人の秘書が数台のクルマを使用しているだけなのに、なぜこんなに支払っているのか。本当にそんなに走り回ったのか。徹底追及する。
◆これでは規制強化も無力だ 中国人観光客向けの精巧な「偽造免許証」現物写真
外国人による交通事故の増加が問題となるなか、政府は外国の免許証を国内用に切り替える制度の規制強化に踏み切ったが、そんな対策を嘲笑うように中国では公的書類の偽造業者が「日本の免許証あります」と宣伝合戦を展開している。ライターの廣瀬大介氏はついに偽造免許証の現物写真を入手した。その精巧さは驚くばかりだった。
◆ベストセラー作家・佐藤優がたどり着いた「日本人は定年後に世界一幸せ」
外交やインテリジェンスの専門家として本誌はじめ各所で活躍してきた佐藤氏の近著『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』がベストセラーになっている。世界の実情を知る同氏が年金生活世代に至って改めて気づいた「日本人であることの幸せ」を語る。誰もが低負担で受けられる先進医療、高齢者も働ける環境、ネットの充実と娯楽の多彩さ、資産運用のハードルの低さなど、氏ならではの視点で日本の良い点を挙げた。ただし、それを享受するには多少の知識とノウハウも存在する。
◆<10ページぶち抜き健康大特集>100年元気な内臓と歯のつくり方
人生100年時代と言われるが、100年生きられる人と生きられない人、健康に過ごせる人とそうでない人の差は歴然とある。1000人以上のがん患者を治療してきた名医が、日本人の弱点となっている肺、大腸、胃、食道、肝臓、すい臓の部位ごとに、どのようにケアすれば100年元気に働いてくれるかを解説した。さらに、臓器やQOLに大きな影響を与える歯と歯茎の健康について、日本人で初めてハーバード大学大学院で予防歯科学を修了した歯科医が図説する。
◆6人の「10倍株ハンター」が選んだ「次のテンバガー候補株」22銘柄
市場は上がれば下がる、下がれば上がるものだから、投資に勝つ秘訣は「安く買って高く売る」ことに尽きる。相場の世界では買い値の10倍以上で売れた株を「テンバガー」と呼ぶが、投資家の夢を叶えた達人たち6人が集結し、次なる大化け株候補を厳選した。繰り返しになるが、「株は下がった時こそ買いのチャンス」である。
◆<高画質カラーグラビア>当時とは人気逆転! 伊藤若冲と円山応挙「世紀の合作」
若冲を現代随一の人気画家にした名著『奇想の系譜』著者で今年の文化勲章を受章した辻惟雄氏と、教え子である山下裕二氏が、若冲と同時代の巨匠であった応挙を再評価する。花鳥風月をデフォルメして描いた若冲は、日本マンガの祖とも称されて大人気だが、江戸時代には17歳年下の応挙こそが人気ナンバーワン画家だった。辻氏が「超超超絶技巧」と称賛する写実の美、近年発見された両者合作の屏風などをカラーグラビアで紹介する。
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