芸能

『科捜研の女』若手俳優座談会「異動じゃなくて殉死がいい」

渡部秀(26才・橋口呂太役)

 1999年10月から続いているテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』。現在は第17シーズンが放送中だ(毎週木曜夜8時~・来春まで放送予定)。放送開始から18年、日本のドラマ史上最高齢だ。主人公の榊マリコ(沢口靖子)や土門刑事(内藤剛志)といった、おなじみのメンバーもちろんだが、若手キャストも活躍している。そこで、『科捜研の女』に出演中の若手俳優3人に話を聞いた。

◆渡部秀(26才・橋口呂太役)
連続テレビ小説『純と愛』(NHK)、映画『進撃の巨人』など出演作多数。

◆山本ひかる(26才・涌田亜美役)
『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)のヒロインを務め、『科捜研』には2013年から出演。

◆石井一彰(33才・蒲原勇樹役)
東宝ミュージカルアカデミー第1期生として、舞台やミュージカルでも活躍。

石井:ぼくはずっと舞台をやってきて初めてのドラマだったから最初はあまりイメージがわかなくて…何年も続いてきたチームにひとりで入っていくのはかなり緊張感がありました。

渡部:ぼくも同じです。1話限りのゲストとも違うし、チームワークにうまく調和できるかすごく緊張しました。

山本:私は幼い頃から記憶にあるドラマなので、すごくうれしかった。初めて現場に入ったときは、“本物の沢口さんだ!”って(笑い)

渡部:ぼくの役は前任者がいるんだけど、そこは意識せずにあくまで科捜研メンバーの中で活躍できるかということを意識してます。技術面や用語も事前に結構調べますよ。

山本:サイバー系に強い亜美の役柄は私ととても近いので、私はあんまり勉強はしないなぁ。でも、呂太が入ってきて、常識人じゃない亜美がさらに常識外れな呂太の先輩になるから、キャラクターとしての成長は意識しています。

石井:ぼくも当初は落合刑事(池上季実子)を慕っていて、いまだに土門さんに複雑な感情を持つという役どころなので、演じ方は毎回少しずつ変えていますね。

渡部:変わらないのはセットだよね(笑い)。普通は毎回撮影が終わればセットをバラすのに、科捜研は(京都の撮影所で)6~7年ずっと組みっぱなし。

石井・山本:たしかにずっとある。

渡部:そういうところからも、このドラマがいかに歴史があるかというのを感じます。

石井:出演も回を重ねてきて、いつかは“卒業”もあるかもしれない。自分は異動とかじゃなくて殉死がいいんです。散りたい(笑い)。

渡部:たしかに。刑事って散り様がかっこいい。呂太も、自分より破天荒な後輩が出てきたら散るかもしれないですね。先輩風吹かせる呂太って想像できないし。

山本:えっ、私は絶対死にたくない(笑い)! 亜美が30才になった姿も40才になった姿も見たいし、科捜研の放送が続く限りずっと出続けたいです。

※女性セブン2017年12月21日号

関連記事

トピックス

岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン