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JR東日本も新列車 2018年は「輪行」が更に盛り上がる!?

近江鉄道は平日9時~16時まで、土日祝日は終日でサイクルトレインを実施。


 一部の鉄道会社は観光名所の最寄駅にレンタサイクルを開設し、以前から鉄道と自転車のコラボに取り組んでいた。サイクルトレインの運行によって、鉄道と自転車の関係はさらに縮まった。

 通常、自転車を鉄道車内に持ち込むには専用の自転車袋を用意し、折り畳んで収納する必要がある。そうした専用袋を用意しての自転車持ち込みをすることも、一昔前までは原則的に禁止されていた。

 1999(平成11)年、JRは折り畳んで専用袋に収納すれば自転車を持ち込むことができるように規定を変更。折り畳めば自転車の持ち込みが可能になったことで、自転車愛好家たちは鉄道と自転車を組み合わせた、「輪行」という楽しみ方を見出す。輪行とは、自分が走りたいコースまで鉄道でアクセスし、サイクリングを楽しんだ後は再び鉄道を使って帰るという鉄道+自転車の旅だ。

 そして、「サイクリング」、「ツーリング」、「ポタリング」と自転車で走る趣味は多様化し、楽しむ層も幅広くなった。いまや輪行は、自転車愛好家だけの楽しみ方ではなくなってきた。

 こうした鉄道+自転車の組み合わせは、ヨーロッパなどでは当たり前の風景になっている。そして、その波は少しずつ日本にも押し寄せている。

 その兆候とも言えるのが、JR東日本が来年1月6日から運行を開始する「B.B.BASE」という電車だ。

 同列車は両国駅を発着駅とし、毎週末に内房エリア・外房エリア・銚子エリア・佐原エリアの4ルートを週替わりで運行する。

 車内には自転車を収納する専用サイクルラックが設置されているほか、ツーリストの交流の場としても活用されるフリースペースもある。

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