芸能

吉沢京子、神保美喜、西川峰子が回顧する「伝説の写真集」

吉沢京子、1982年の伝説写真集

 小学館の地下倉庫には、多くのお宝写真集が保管されている。本誌・週刊ポスト誌上ではその中から取っておきの写真を紹介しているが、今回は、吉沢京子、神保美喜、西川峰子の3人が語った写真集のエピソードをお届けしよう。

●吉沢京子/『週刊プレイボーイ特別編集 吉沢京子写真集』1982年、集英社刊、撮影/池谷朗

「最初はバストトップを出す予定はありませんでした。でも、グアムロケの最終日にそういう雰囲気になって、『写真集に載せるかはわからない』といわれて撮っていただきました。当時の私は28歳。それまでのイメージを払拭したいという気持ちがあったのかもしれません。

 帰国後、掲載が決まった時は恥ずかしくて、ずっと目を塞いでいたかった。同じ年の土曜ワイド劇場で濡れ場があったのですが、実は吹き替えでした。だから、ヌードはこの写真集が最初で最後。今考えると、撮っておいてよかったと思えるようになりました」

【プロフィール】よしざわ・きょうこ/東京都生まれ。12歳から『劇団ひまわり』に所属し、少女モデルとして活動。1967年に『燃えろ!太陽』で映画デビュー。1969年開始のドラマ『柔道一直線』(TBS系)では高原ミキ役で大人気に。1971年、マルベル堂のプロマイド年間ランキングでは吉永小百合などを抑えて1位に輝いた。その後も、勝新太郎の座頭市シリーズや北野武監督の映画『Dolls』などに出演。女優生活50周年を迎えた現在も、舞台などで活躍。とげぬき福寿庵の和菓子『シベリアロール』のプロデュースも。

●神保美喜/『太陽伝説』1993年、竹書房刊、撮影/野川イサム

「あの頃は30歳を過ぎた時期で、私はこの先どういう芸能人生を歩むのだろうかと危機感を持っていました。そんな時、カメラマンの野川イサムさんが、『神保さんを題材にして、伝説に残るような自分の代表作を撮りたい』と口説いてくれたんです。ロケ地は初めて訪れたバリ島だったので気分も高揚しましたし、現地の人との触れ合いや見るものすべてが新鮮で。

 植物や自然と人間がそれぞれ持つ美しさを絡めるというコンセプトで撮ったのですが、この時に脱いで本当によかったと思っています。古書店でプレミアが付いているなんて聞くと嬉しくなります(笑い)」

【プロフィール】じんぼ・みき/東京都生まれ。1975年『スター誕生!』(日本テレビ系)の第15回決戦大会で桜田淳子の『天使のくちびる』を歌い、最優秀賞を獲得。翌年、『はじめてのワルツ』でデビュー。同年の映画『妖婆』を皮切りに女優業もスタート。1982年から3年半、徳光和夫と『歌のワイド90分!』(日本テレビ系)の司会も務めた。その後も映画やドラマ、舞台などで活躍。現在、『神保美喜のTea Lounge』(文化放送、土曜9時35分~9時50分)放送中。

関連記事

トピックス

真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
社会人になられて初めて御料牧場でご静養された愛子さま(写真/JMPA)
愛子さま、社会人になられて初めて御料牧場でご静養 “新天地”でのお疲れを癒されて
女性セブン
氷川きよしが独立
《真相スクープ》氷川きよしが事務所退所&活動再開 “独立金”3億円を払ってでも再出発したかった強い思い
女性セブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者(51)。ストーカー規制法違反容疑の前科もあるという
《新宿タワマン刺殺事件》「助けて!」18階まで届いた女性の叫び声「カネ返せ、カネの問題だろ」無慈悲に刺し続けたストーカー男は愛車1500万円以上を売却していた
NEWSポストセブン
大越健介氏が新作について語る(撮影/村井香)
『報ステ』キャスター・大越健介氏インタビュー「悩んだり、堂々巡りする姿を見せることもキャスターの仕事の1つだと思っています」
週刊ポスト
5月8日、報道を受けて、取材に応じる日本維新の会の中条きよし参議院議員(時事通信フォト)
「高利貸し」疑惑に反論の中条きよし議員 「金利60%で1000万円」契約書が物語る“義理人情”とは思えない貸し付けの実態
NEWSポストセブン
宮沢りえの恩師・唐十郎さん
【哀悼秘話】宮沢りえ、恩師・唐十郎さんへの熱い追悼メッセージ 唐さんの作品との出会いは「人生最高の宝物」 30年にわたる“芸の交流”
女性セブン
殺害された宝島さん夫婦の長女内縁関係にある関根容疑者(時事通信フォト)
【むかつくっすよ】那須2遺体の首謀者・関根誠端容疑者 近隣ともトラブル「殴っておけば…」 長女内縁の夫が被害夫婦に近づいた理由
NEWSポストセブン
初となる「頂上鼎談」がついに実現!(右から江夏豊、田淵幸一、掛布雅之)
【江夏豊×田淵幸一×掛布雅之の初鼎談】ライバルたちが見た長嶋茂雄秘話「俺のミットを“カンニング”するんだよ」「バッターボックスから出てるんだよ」
週刊ポスト
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン