ライフ

気になる正月太り 足腰使ったリズミカルな掃除で解消せよ

食っちゃ寝で太ってしまったら(Lehtikuva/時事通信フォト)

 食っちゃ寝、食っちゃ寝。おせちと酒に囲まれた幸せな寝正月が終わってみると、残ったものは、腹回りのダブつきばかり。さて、どうしよう──。

 正月明けに体重計に乗ると2~3kg増えたという経験は誰にもあるのでは。新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)が「正月太り」のメカニズムを解説する。

「脂肪細胞の数は、身体が成長したある時点以降、生涯ほとんど変わりません。問題は脂肪細胞が、中性脂肪を取り込んでどんどん膨らむことです。正月には餅やおせちの錦卵など、炭水化物の塊だったり動物性脂肪の多い食品がズラリと並びます。脂肪や炭水化物が中性脂肪となって血管を一回りしてということを考えると、脂肪細胞が中性脂肪を取り込むまでの期間は、1~2日と考えられます。つまり、早いうちにエネルギーを消費すれば、正月太りは防ぐことができるといえます」

 では、効果的に解消する方法はあるか。『あらゆる病気は歩くだけで治る!』などの著書がある東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利氏が提唱する「メッツ健康法」によれば、年末にできなかった大掃除や正月にサボった風呂掃除をすることで、十分にダイエット効果が期待できる。

 メッツとはエネルギー消費の単位で、安静時での消費が1メッツ、その倍が2メッツとなる。

「『手や膝を床についての浴室磨き』は6.5メッツ、『部屋の片づけ』は4.8メッツで、『軽いランニング』の6.0メッツと比較しても、それほど大きな差はありません」(青栁氏)

 むしろ掃除などの「中強度の運動」の方が、効果が高いという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン