「乳酸が溜まる手前のギリギリのところが、ちょうど細胞を最大限効率的で安全に刺激し、脂肪の燃焼効率が最も良い。運動強度が強くなると糖分が優先的に燃焼されるので、脂肪燃焼効果が落ちてきます。また、中強度の運動で体温が上がり、膵臓から分泌される脂肪分解酵素のリパーゼの活性を高めます。体温は上がり過ぎても分泌を弱めます」(同前)
掃除を中強度の運動にするコツを、青柳氏はこう解説する。
「例えばはたき掛けでも、腕だけでパタパタやるのは低強度。足腰を使い、反動をつけてリズミカルに上下しながらやるとエネルギー消費量が上がって中強度になります。掃除機をいつも通り普通に掛けていれば低強度ですが、本体を持って掛けると中強度にもなります」
※週刊ポスト2018年1月12・19日号