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西郷隆盛の新たな肖像画発見 NHKによる仕掛けなのか?

注目が集まる肖像画

 東京・上野公園の西郷隆盛像の除幕式で、像を見た隆盛の妻・糸子は「うちの人はこんな人じゃない」と取り乱したとされNHK大河ドラマ『西郷どん』のプロローグもその場面から始まった。

 実は西郷隆盛の写真は1枚もなく、生前に描かれた肖像画も残っていない。上野の銅像はイタリア人版画家のエドアルド・キヨッソーネが描いた肖像画をベースにしているが、キヨッソーネは西郷本人と面識はなく、弟の西郷従道や従兄弟の大山巌をモデルにしたといわれる。

 そんななか、1月4日の情報番組『ごごナマ』(NHK)で、新たな肖像画が発見されたと報じられた。番組では作品のコピーをスタジオに用意し、船越英一郎が「全国的に初公開です」と言って黒いベールを外し、ドラマで西郷役を演じる鈴木亮平らと盛り上がった。

 しかしながらこのタイミングだ。まるで1月7日から放送開始した『西郷どん』に合わせたかのようである。

 肖像画は現在、鹿児島市にある「西郷南洲顕彰館」で保管されている(「南洲」は西郷の号)。この肖像画の持ち主である鹿児島県枕崎市在住の丸谷昭子さん(83)が語る。

「小さい頃から、祖父が『これは西郷さんを描いたものだ』と言っていました。家の仏間に飾ってあったんです。昨年秋頃、明治維新150周年や『西郷どん』などで西郷隆盛が話題になっていたため、この肖像画がどういうものか気になり、知人を介して顕彰館にお持ちしたんです」

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