スポーツ

パシュート韓国代表 仲間割れで世界に見せつけた恨の精神

心の距離はもっと離れていた(YONHAP NEWS/AFLO)

「(パク)ジウ(19)と私の2人は思ったよりタイムが良かったが……」

 準決勝を逃したにもかかわらず、笑みを浮かべて語られた“敗戦の弁”──。スピードスケート女子チームパシュート(団体追い抜き)で韓国代表(8位)が1回戦でまさかの「仲間割れ」を見せた。

 3人の選手が縦に並び、最後尾の走者のタイムで競う競技なのに、韓国チームは最後尾のノ・ソンヨン(28)が前の2人から10メートル以上離された状態でゴールした。さらに、先頭でゴールしたキム・ボルム(25)が試合後インタビューで冒頭のように、“置いてきぼりになった奴が悪い”と言わんばかりの発言をし、韓国内で批判が殺到。

 韓国大統領府(青瓦台)のウェブサイトの請願コーナーには、「キムとパクの国家代表資格を剥奪せよ」という投稿に1日で30万人以上が賛同。代表監督とキムは会見を開き、涙で謝罪する事態になった。ただ、騒動には置いてきぼりになった側の“意趣返し”の側面もありそうだ。

「ノ・ソンヨンは1月にスケート連盟の手続きミスによって一度、平昌五輪の出場権を逃していた。その際、インスタグラムで『謝罪どころか責任逃ればかり。一体誰のために存在している連盟なのか』と不満を爆発させていた。その後、ロシア選手のドーピング問題の影響で出場権が“復活”した経緯がある」(在韓ジャーナリスト)

 それゆえか、謝罪会見に対してもノ・ソンヨンは「(五輪前から)お互い練習場所も異なり、会う機会もほとんどなかった」と反論し、連盟側への批判を緩めない。

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト