香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、過去40年間で、兵馬俑は60カ国に貸し出され、260回以上も各国の博物館などで展示会が開催されているが、今回のように、兵馬俑が破損され一部が盗まれるという被害は初めて。現在、兵馬俑が貸し出されているのはフィラデルフィア博物館と英国のリバプール市の博物館の2カ所だという。
同紙電子版の書き込み欄には「アメリカは建国後、まだ350年も経っておらず、中国ほどの伝統文化がないため、2000年以上も前の兵馬俑の価値を分からない人がいても不思議ではないが、今回の件はあまりもひどい事件だ。犯人は良心の呵責を感じなかったのだろうか」などと日ごろは中国に厳しい読者も、今回ばかりは中国側に同情的な声が目立っている。