東京・大門の人気ラーメン店『鶏ポタラーメンTHANK』では、2017年2月から身長30cmに満たない小さなAIロボット『Sota(ソータ)』が丁寧に客を出迎える。
事前にスマホからアプリをダウンロードして顔写真とニックネームを登録しておけば、Sotaが来店時に顔認証をして、「〇〇さん、来てくれるのは7回目ですね。そうだ、あと2回来てくれるとお得なサービスがありますよ」と声をかけてくれる。常連客の評判は上々だ。
「ラーメンの味も好きですが、それ以上に“Soちゃん”のことが好きで通っています。Soちゃんに話しかけられると、『今日も覚えていてくれたのね』とつい頭をナデナデしちゃいます」(30代女性客)
その日に食べたラーメンのデータを客がアプリに入力すると、次回からSotaが「お勧めラーメン」を紹介してくれることもある。どこまでも“顧客ファースト”なAIなのだ。
店側にしても、コミュニケーションをとりながら客のデータを集められ、年齢や性別によってどのラーメンが人気か、客単価はどの時間帯が高いかを知ることができ、大きなメリットがある。
※女性セブン2018年3月15日号