芸能

高視聴率の『99.9』 子供にも伝わる笑い小ネタが人気

最終回を楽しむ見どころガイド(『99.9』HPより)

 松本潤主演のドラマ『99.9 ─刑事専門弁護士─ SEASON II』が3月18日に最終回を迎える。最終回直前の第8話(3月11日放送)は、第2話に並ぶ自己最高タイの平均視聴率18.0%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。来たる最終回も「高視聴率は確実」と話すのは、テレビ解説者の木村隆志さん。

「勧善懲悪のわかりやすいストーリーで、大人から子供まで、今期のどのドラマより肩の力を抜いて見られた作品ですが、ボスである川上(笑福亭鶴瓶・66才)と深山(松本潤・34才)の対峙により、ついにシリアスの度合いが増してきました。川上の元部下である尾崎(木村文乃・30才)がどう動くのか、彼女がキーパーソンになるでしょう」(木村さん、以下「」内同)

 軽妙なテンポを牽引する子供に伝わる笑いが大きな魅力の『99.9』。明石役の片桐仁(44才)、中塚役の馬場園梓(37才)の好演が光る。

「パラリーガルである明石と中塚の“オチ”によって流れが切り替わることが多く、ドラマに軽妙なテンポを生み出しています。明石のアクションの大きさは子供にもわかりやすいですい、“今週はいつ土下寝するんだろう”って、それだけでワクワクしますよね」

 豊富な小ネタにも注目。“9が3つ”つながりで『銀河鉄道999』の作者・松本零士さんの登場は、放送最中からSNSで大反響。ピン芸人・ひょっこりはんは1週間前から出演が告知され、ネットメディアで話題になった。

「現場でどんどんアイディアを出し合っているという小ネタは、あまりに細かすぎるので、もはや必ずしも気づいてほしいとは考えていないはず。しかしSNSでは必ず話題になりますから、プロモーションとしてはバッチリ。スタッフは楽しみつつも、疲弊しているでしょうが(笑い)」

 放送後に楽しめるコンテンツも充実している。

「LINEとリモコンのdボタンを連動した深山の手料理のレシピ配信や、本物の弁護士によるQ&Aコラムなど、公式サイトの充実っぷりは他のドラマより抜きん出ています」

 レシピ配信は放送後の99.9分限定。リアルタイムで視聴する特別感も味わえる。

※女性セブン2018年3月29日・4月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト