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2018.03.22 16:00  週刊ポスト

大相撲本場所で鳴り響く太鼓 打ち手によって個性や技量に差

打ち鳴らす太鼓の音にも個性がある

 土俵上で、「ひがぁ~し、きせの~さと~~」と、独特の節回しで力士の四股名を読み上げる大相撲の呼出。プロレスやボクシングで言えばリングアナウンサーのような役割の彼らだが、その仕事は多岐に亘る。重要なのは土俵作りだ。本場所から巡業、各部屋に至るまですべての土俵を作る。最高位の立呼出から最下位の序ノ口まで総出で作業。

「すべて手作業。国技館では新たに8トンの土を入れ、“たたき”や“たこ”と呼ばれる道具で3日間かけて叩き固めます」(呼出)

 場所が始まると土俵まわりの様々な仕事がある。東西の溜に座り、取組の合間には土俵に上がってほうきで掃き、土俵へ水をまくする。タオルを渡して力士に制限時間いっぱいを知らせたり、力水、力紙、塩を管理したりするのも大事な仕事。支度部屋で拍子木を打って進行を力士に知らせ、懸賞旗を持って土俵を回るのも呼出だ。

 本場所で太鼓を叩くのも呼出の仕事。数種類ある。まず初日前日に叩くのが「触れ太鼓」。土俵祭のあとに太鼓を叩きながら街に出て口上とともに太鼓を叩き、興行の開始と初日の取組を触れ歩く。

 場所が始まれば高さ16mの太鼓櫓で毎朝8時から「寄せ太鼓」を30分間打ち鳴らして開場を知らせ、結びの一番が終わると「跳ね太鼓」で取組の終了と翌日の来場を願う(よって千秋楽には行なわない)。打ち手の呼出によってリズムが違い、個性や技量の差がはっきり出る。

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