「マウス実験の段階ではありますが、カーセンティ教授の実験では、オステオカルシンを分泌しないよう遺伝子操作されたマウスは、脳の神経細胞の低下が見られ、オステオカルシンを注射すると記憶力や認知機能が回復しました。脳の神経細胞死を抑制する効果がある可能性があり、認知症の予防効果も期待されています」(同前)
国民の多くが悩まされる疾患のメカニズムについては、次々と新たな発見が生まれている。その結果、簡単で誰にでもできる「かかと落とし運動」への期待がどんどん高まっているのだ。
※週刊ポスト2018年4月20日号