ライフ

「港区女子」より「練馬区女子」 素直で男を値踏みしないから

「練馬区女子」ならラーメン店でもきっと喜んでくれる(写真:アフロ)

 東京の中心での華やかな生活は多くの人々にとって憧憬の対象かもしれないが、自分にとって居心地がいいとは限らない。大人が大人として生きるために欠かせない力──大人力を追求するコラムニスト・石原壮一郎氏が提唱する。

 * * *
 巷では「港区女子」が注目を集めています。夜な夜な六本木や麻布十番や西麻布界隈を回遊し、キラキラした女の武器をギラギラと使ってお金持ちにたかり、SNSでは盛りまくったリア充な自分像をアピールする──。髪が長くて化粧が濃くて、プライドが高いわりにオツムと社会性とお人柄は残念というイメージもあります。ちなみに、港区在住である必要はありません。

 おっさんとしては、そんな華やかそうな港区女子に対して、どういうスタンスを取ればいいのか。お金とヒマが有り余っていて、女性に対して知性とか心の触れ合いとかはまったく求めていなくて、女性に利用されたり騙されたりするのも男の甲斐性……と思っているカモ男子は、ある意味相思相愛です。うわべだけ楽しそうから騒ぎをご堪能ください。

 そもそもおっさんは、港区女子の視界に入っていません。何かの拍子に入ったとしても、港区女子である自分が口を利いてあげる対象という認識はゼロです。そっちがその気なら、こっちだって遠慮なく笑いものにさせてもらいましょう。実物の港区女子をひとりも知らなくても、イメージと偏見だけで十分です。

 妻がこっちの給料の安さを嘆いたり、高い買い物をしようとしていたりしたら、「お前は港区女子か!」と一喝しましょう。けっこうな侮辱ですが、いちおう「女子」呼ばわりしたことで、もしかしたらむしろ機嫌がよくなる可能性もあります。

 部下の女性が自分の席でお化粧をしていたり、書類に簡単なミスをしたりしたときも、「おいおい、港区女子じゃないんだからさあ」と苦言を呈するのがオススメ。じつは心の底からバカにしているわけですが、本人は響きのよさに惑わされて、ホメられたかと勘違いするかもしれません。いわんや、そういうことをしそうなタイプをや。

 はっきり申し上げましょう。おっさんが熱い視線を送るべきは、港区女子ではなく「練馬区女子」です。ここでいう「練馬区女子」はあくまで概念で、生息エリアが豊島区でも荒川区でも江戸川区でも、何だったら東京都じゃなくてもかまいません。

関連キーワード

関連記事

トピックス

Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン