また、「欧米諸国の多くは一定期間の別居などを経なければ離婚できないが、中国ではそうした規制はないことも、離婚が増えている原因になっている」と同誌は指摘している。
一方、結婚前に男性が給与の額を「虚偽申告」しており、結婚後、それがばれて離婚の理由になるケースも多いという。インターネット・サイト大手のテンセントが70万人のネットユーザーを対象に調査したところ、60%の男性が給料の額を偽って語っていたという。具体的には全体の半数の男性は「月給は2万元(約34万円)以上」と伝えていたが、実際は24%しかいなかったという。
同誌は「中国では、女性の教育水準の向上によって、価値観・権利意識が急激に変化しており、給与水準や学歴などで、男性が女性より優位性を保つのが難しくなっている。また、婚前交渉や結婚前に同居する女性が少ないことも、中国の女性が適切なパートナーを選びにくい環境に置かれていることも離婚増加の背景になっている」と分析している。