そばがらなら1~2年、羽毛や綿、低反発ウレタンなら2~3年、プラスチックのパイプでも3~5年で中身が潰れ低くなってしまうため、買い替えが必要になる。そばがらやパイプの場合には、入れ換え用の中身も販売されている。
敷布団やマットレスが原因で寝姿勢が悪くなっている場合もある。
「布団やマットレスが柔らかすぎると体が沈み込んでしまうし、硬すぎても背骨が曲がってしまい、寝返りを打ちにくくなります」(前出・山田氏)
自分に合ったマットレスを選ぶ際には「体重」が目安になる。
「体重のある人が柔らかいマットレスで寝ると、体が沈んでしまい寝返りを打ちにくくなる。70kg未満の人はソフトタイプ、70~80kgの人はレギュラータイプ、80kg以上の人はハードタイプがいいでしょう」(前出・坪田氏)
とはいえ、マットレスを買い替えるのは家計に大きな負担となる。余裕がない場合、マットレスと敷布団の上に「ベッドパッド」を敷く方法もある。
家具店やホームセンターに行けば、さまざまな固さのベッドパッドが1000円~1万円程度で売られている。
※週刊ポスト2018年5月25日号