小岩井乳業・創業者の1人、小野義眞(小岩井乳業提供)
【小岩井乳業】
盛岡からJR田沢湖線に乗り換えて2つ目の駅が「小岩井」。駅前に約3000ヘクタールの民間総合農場「小岩井農場」が広がる。
だが、社名は地名・駅名に由来するものではない。1891年、日本鉄道会社副社長・小野義眞、三菱社社長・岩崎彌之助、鉄道庁長官・井上勝によってこの地で開墾事業が開始された。社名は3氏の頭文字を組み合わせて「小岩井農場」と命名された。1976年には乳業部門が分離・独立し「小岩井乳業」が設立された。
取材/浅井英彦(HEW)
※週刊ポスト2018年6月8日号