眼鏡界のレジェンドは、一貫してオリジナルで勝負してきた。「時代感を自分なりに表現しますが半分わがままですよ。でも、このスタイルを継続できているのが誇りであり一番の幸せです」
近頃リアルに考えるのは後継問題。「長く続く店だから、生きている間に少しでも跡を継ぎやすい状態にしたい。加えて、僕が作ってきたデザインが後世につながってくれたら感無量です」
【プロフィール】しらやま・まさみ/1950年、東京都生まれ。老舗『白山眼鏡店』社長。大学卒業後2年間の英国留学を経て家業を継ぎ、オリジナルフレームの製作を開始。基本コンセプトは「デザインしすぎない」こと。国内外の著名人にも愛用者多数。
◆撮影/渡辺達生、取材・文/スペース リーブ
◆小学館が運営する『サライ写真館』では、写真家・渡辺達生氏があなたを撮影します。詳細は公式サイトhttps://serai.jp/seraiphoto/まで。
※週刊ポスト2018年6月29日号