2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。五輪では、33競技、339種目、パラリンピック(以下、パラ)では22競技、539種目の開催が予定されているが、その運営にはボランティアスタッフのちからが不可欠だ。ボランティアの募集は、2018年9月から始まるが、一体どんなボランティアがあるのだろうか。
大会ボランティアは大きく9つの分野に分けられており、応募する場合は1人につき、最大3つまでエントリーできる。「え~、どうしよう。迷っちゃう!」という皆さんのために、編集部が独断で選んだ、人気が沸騰しそうな係ベスト3とともに、その内容をご紹介しよう。
◆人気予想1位
「メディア」2000~4000人
国内外のメディアが円滑に取材活動ができるよう案内や、記者会見の準備などを担当。東京五輪・パラを記録するための記録用写真及び動画の編集サポート、選手村の新聞制作なども行う。
◆人気予想2位
「式典」1000~2000人
各競技の表彰式で選手や関係者の案内をする他、メダルや記念品の運搬などを含めた表彰式の運営サポートを行う。
◆人気予想3位
「アテンド」8000~1万2000人
海外の選手や要人などが、日本で快適に過ごせるように、おもてなしをする係。具体的には、選手団が選手村に入る前から準備を行い、選手村での生活や、競技を終えた選手がメディアからインタビューを受ける際などに、外国語によるコミュニケーションサポートを行う。
「ヘルスケア」4000~6000人
観客や選手、関係者などに急病人やけが人が出た場合、医務室への搬送サポートを行う。競技を終えた選手をドーピングルームに案内する役割もある。※医療行為やドーピング検査は行わない。
「案内」1万6000人~2万5000人
五輪・パラ関係者の会場での案内をはじめ、観客のチケット確認、セキュリティーチェックサポートや、空港やホテルで関係者が円滑に入国、宿泊できるよう案内を行う。
「移動サポート」1万~1万4000人
関係者がスムーズに会場間の移動ができるよう車を運転し、快適な移動ができるようサポートする。自動車の運転免許が必要となる。
「競技」1万5000~1万7000人
陸上のハードルのセッティングのように、各競技及び練習会場内での競技運営などのサポートを行う。
「運営サポート」8000~1万人
スタッフのユニフォーム配布や会場、空港などで事前に登録された情報をもとに関係者にIDを発行。選手村やメディアセンターで各国の選手団、メディア、その他の関係者が利用する物品の貸し出しの窓口などを担当する。
「テクノロジー」2000~4000人
通信機器の貸し出しや回収のサポート。競技結果の入力や表示も行う。
「東京都」プラス3万人
上記の大会組織委員会とは別に、東京都が独自で募集するボランティアは約3万人。主な活動は観光や交通案内など。募集開始は9月中旬からで応募は東京都の公式サイト、ファックス、郵送から。
※女性セブン2018年7月5日号