「それでも、西野監督はポーランド戦で川島を外しにくいでしょう。何より東口順昭(32、ガンバ大阪)、中村航輔(23、柏レイソル)に国際的な大舞台での経験が足りない。コロンビア戦の勝利でチャンスが見えただけに、大一番で“いきなりの抜擢”は難しいと考えざるを得ない状況です」(サッカージャーナリスト・財徳健治氏)
直前のパラグアイ戦でアピールしてスタメンの座を掴んだDFの昌子源(25、鹿島アントラーズ)とは対照的に、同戦に出場した東口、中村はそれぞれ1失点を喫し、結果を残せなかったことも大きいとみられている。
攻撃陣に目を転じると、やはり本田圭佑(32、パチューカ)をどう扱うかがポイントだ。
コロンビア戦は途中出場ながらCKで決勝点となる2点目をアシスト。一方で、1人少ないコロンビアに決定機を与える致命的なパスミスや右サイドに張り付く運動量の少なさが気になった。前出・釜本氏ははっきりとこう指摘する。
「西野監督が本田を先発から外しているのは、トップ下に求められる運動量が欠けているからで、その判断は正しい。本田にボールが渡ると明らかに周りの選手よりスピードで劣っているために、コンビネーションが取れていない。ポーランド戦でも活躍できる場所はないのではないか」