「“日記”は逮捕の日に、朱美容疑者が息子らに託したようです。逮捕までの詳細な記述があるが、弟を殺す動機は見当たらず、容疑者に近しい人たちはこの日記をもって冤罪だと主張しています。今後の公判に向けて、弁護士にも提供しているようです」(社会部記者)
アトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士が語る。
「一般的に、以前から毎日書いているような日記ですと、法廷では信用性が高いとされます。しかし、事件の後にまとめて書いた形跡があると、証拠としての価値は低くなります。朱美容疑者がこれまで詳細な日記をつける習慣があったのかといった点も焦点になってくる」
「朱美日記」が、動機の見えない犯行を解明するカギとなるか──。
※週刊ポスト2018年7月13日号