「人は言葉の端々に深層心理が現れる。何を言ったかも大事ですが、それ以上になぜその言葉を発したかの背景を読み取る必要がある。中居さんは国民的スターであるSMAPの一員として長年にわたって活躍してきた。称賛をされることもあれば、誹謗中傷を受けることもある。メンバーの関係性についても、メディアやネット上でいろいろと憶測を書き連ねられてきた。
でも、仲良いとか悪いとか、そんな簡単な二元論で済むような間柄ではないはず。あらゆることを一緒に乗り越えてきた絆があるし、時には意見が対立したことだってあるでしょう。だからといって、それが一言で“確執”という言葉で片付けるわけにはいかない。
SMAPメンバーの関係性は本人たちにしかわからない。周囲は勝手に“わかりやすい一言”でまとめようとするけど、簡単には表現できない。そんな自分自身の経験や考え方から、自然と発せられた『五郎さんにしかわからないんです。もう僕はそれで良いと思うんですよね』という言葉だったのではないでしょうか」
司会者・中居正広の凄さが垣間見えた一幕だった。