このため、今回の措置は、村上氏が2014年に発生した香港での大規模民主化要求デモ「雨傘運動」を支持する立場を明らかにしたことや、「騎士団長殺し」には日中戦争時代の南京大虐殺などについても触れていることなども今回の決定に影響したなどとの憶測も出ている。
例えば、「サウス」紙の書き込み欄には次のような投稿が掲載されている。「香港人を含めて、中国人にとって『セックス=従軍慰安婦』と連想しがちなことが、今回の裁定の背景にあるのではないか」との見方が紹介されており、中国政府の意を忖度して、香港側が勝手に今回の処分を決定したとしている。